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夕月よ
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7.志摩の夕月
しょうか面影浮かべる
夕月よ
頬に一粒あの日の涙真珠のように光ってた志摩は日暮れて渚にひとり寄せては返す ... ょうかも一度逢わせて
夕月よ
二见浦に并んだ岩にふたりの姿重ねてる志摩は日暮れて渔り火ゆれて波间を走る慕 ... ょうか切なく见上げる
夕月よ(!
2
12.夕月
まに残る东京恋しやあの空にほのかに浮んだ
夕月よ
山脉(やまなみ)越えて都へゆこかゆけば会えるかしあわせに月にきいてもおぼろ夜の云にきけよと答えるばかり见知らぬ都の日暮れ时流れの岸の夕月があなたと私のならんだ影をじ
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2.ふたりづれ
逢いたさを手酌の酒に待てばせつない小窓の
夕月よ
梦をくださいおんなの梦をこの恋にこの恋に决めた私です…泣いてもいいわほれたあなたとふたりづれなぐさめの嘘ならいいの何も言わずに黙ってそばにいて见せてください男の真情
4
5.南京の花売娘
むよな花のいのちよ流れの画舫(がぼう)よ
夕月よ
水に散るうたげの梦に濡れるまつ毛よ南京娘花はいかが优しい花悲しい花白いジャスミンすすり泣くよな花のこころよ乙女の匂いよ茉莉花(まつりか)よ空に照るこがねの星に何をさ
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5.波纹
の隙间より滑り落つその様を胧げに想ひ返す
夕月よ
燃ゆる幻に现は死せり帰路无き旅路へとされど穏やかに横たふそれは惑ひを知らざる様子またひとつ天道が海に落ちたまたひとつ虚実が共に落ちた己んだ鼓动生まれし波纹震へた心忧
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6.七夕
ぬ縁日、海辺の花火…爱につつまれし日々七
夕月よ
いざなへ行く年のふたりにささの叶心さらさらかき乱し眠れず想い出はいつでもつれづれにほどけた心の糸をたぐって君をさがすよ七夕今宵织り姫何をせむ逢いたい…いそしぎしのび